この景気の中、住宅取得活動は旺盛の模様で、
戸建住宅市場は不況知らず。
気をつけて街をみていると、あちこちで住宅建設が進んでいる。
この背景には、「住宅ローン減税」と「贈与税の特例」といった景気対策と、
「金融機関の低金利ローン」がある。
特に、変動金利については、優遇をあわせると1%を切る異常な事態となっており、
仮に、5,000万円を借り、35年で返すとすると以下のようになるそうだ。
金利1% ・・・ 月々 14.6万円
金利3% ・・・ 月々 20.6万円
金利5% ・・・ 月々 30.7万円
つまり、同じ物件価格であっても、数年前と比べれば、
支払額が半分以上も少なくて済む状況。
これをみれば、「今、買わない手はない」と誰もが思う。
しかし、トリックがある。
サブプライムのように悪質ではないが、
あくまでも「変動金利」の話で、これ以上下がることはないので、
長い35年の間には、必ず今より支払額が上がる。
それなのに、不動産屋はあまりそのような話はしない。
「バブルのような時代はもう来ない、この不景気が数年で解消するとは思わない」などなど、
冷静に見ていると、アドバイスなのか詐欺なのかわからない言葉が飛び交う。
支払額見直しごとに上限25%のルールがあるなど、
多少、大幅な上昇に対するヘッジはあるようだが、いずれにせよ恐ろしいリスクだ。
しかも、最近れる物件は、
首都圏:3,000万円、地方圏:2,000万円クラス、安かろう悪かろうの郊外物件らしい。
今の家賃を天秤にかけ、「ちょっと高いくらいの返済額ならいいか」という判断によるものだろう。
もし(必死)金利が上がって、給料が思うように伸びなければ、支払い困難となり、
某国のあのまちなみの再来が懸念される。
さらに、景気対策として頭金なしでもフラット35が借りれたり、と、
誰かがブレーキをかけないと危ないのではないか。
これも一つのチキンレースかもしれない。
裸の王様に直接伝えた子どものように、
あえて無知識の私から物申す。